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順当?変革??'18新型Xperiaに見る主観的未来(*`・ω・)

いろいろ書きたいことがあったがバタバタ忙しい毎日で今さら年跨ぎ更新。。。
と、言うことでモバイル好きが色めき立つCESとMWCの季節も終わり、2018年前半のスマートフォン注目機種が出揃い、日本の夏モデルでどのキャリアがどの機種を発売するか、楽しみな時期。
...とは言え、例年に比べてグローバル中心で日本で発売されるような機種が少なく感じた今回のMWC。
果たして、今回CESでグローバルミッドを発表したXperiaはMWCでフラッグシップの発表をするのか、エージェントやウエラブルの拡充を図ってくるのか...。
今回は、CES、MWCでソニーモバイルが発表した新型Xperiaを含めた発表したプロダクツを振り返りながら主観的感想と(あくまでも)主観的未来を占ってみたいと思う。

CESでのフライングデビュー、Xperia XA2シリーズ

簡単にCESの説明をしておくと、毎年、アメリカ・バルセロナで開催される『世界家電見本市』で、モバイルガジェットも発表されることもなくはないがコンシューマー向けPCが多く、スマートフォンはあまりない。
そんななか今回のCESでソニーモバイルが発表したミドルレンジスマートフォンXperia XA2/XA2 Ultra』。f:id:Haruaking:20180311101016p:plain
前回はMWCでまとめて発表されたXA1とは背面のデザインを変えてきたが、全体的にXZPのデザインをリファインした印象のXA2。

XAシリーズは新興国向けのミドルレンジシリーズの位置付けで、XA1→XA2へのスペックをみてもそこまで代わり映えはしないが注目すべきは指紋センサーやカメラ位置などの意匠変更だろう。

XZシリーズで採用したデザインコンセプト『ループサーフェス』にR感を強調し横方向の断面を楕円形にしたのに加え、Xperiaのアイコン的存在だったリアカメラの位置を右上からセンターに、電源キー兼用だった指紋センサーをリアカメラ下に独立配置するなど背面デザインを一新したのだ。

これは、サイドの厚みを削ったことによってカメラモジュールや指紋センサーを既存の位置に配置できずに新しいデザインにした結果という見方が強いが、Z5シリーズや、XZシリーズなどサイドの指紋センサーでスリーブ解除に慣れたユーザーにとっては少しだけ慣れるのに時間が掛かるんじゃないか気になるところ。

とはいえ、これはこれでデザイン的にもうまく纏まっていて、Xperiaの高級感も損なうことなく進化した気がして個人的にはいいと思う。

また、Xperia XA2 Ultra にはフロントデュアルカメラを採用し、グローバルでのセルフィー需要に応え、充分な進化とともに、MWCの新モデルの期待に繋がった。

www.sonymobile.co.jp
個人的に、センター配置のリアカメラと楕円形フェイスとくると思い出すXperia NX SOー02D。インスパイアされたのかとさえ思うくらいだ。

期待を超えたブレイクスルー!!!?MWCでデビューしたXperiaXZ2シリーズ

2月後半になり、いろいろなリークや噂も出揃い、デュアルカメラ搭載や18:9ディスプレイのベゼルレスデザイン、そして『Xperia XZ Pro』の存在など期待は一層に高まり迎えた2.26 MWC2018。
そこでソニーモバイルが発表したのはフラッグシップスマートフォンXperia XZ2/XZ2 Compact』だった。
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ここで変えてきたか、と思わせるフルモデルチェンジをしてきたXperia XZ2、サイズ感をそのままに18:9の5.7インチFHD+ディスプレイを載せたメインフラッグシップに進化した。このディスプレイサイズなら個人的にはWQHD以上のディスプレイを期待してた。

Zシリーズからのオムニバランスデザインを昇華させ、約1.5年続けたループサーフェスデザイン。そこから今回、人に寄り添うデバイスをテーマにしたXシリーズの集大成とも言える『アンビエントフロー』という、横方向に加え、縦方向にもRをつけてクッションのような形になったのだ。

従来機XZ1/XZ1 Compactと比較して、全体的にR感が際立つデザインになったことに加え、縦方向に伸びた18:9 5.7/5.0インチFHD+ディスプレイは他社製スマートフォンでトレンドの四隅が丸みのあるものとは違い、従来の角のあるデザインとある程度ベゼルを残したデザインはXperiaらしさが残った感じがあり個人的には好きだ。

背面の配置はCES2018で既出したXA2シリーズと同じリアカメラと指紋センサーをセンター配置している。

ソフト面ではXperiaのコンパクトとしては初である5インチFHD+ディスプレイを搭載したり、XZ2には動画視聴とリンクしてバイブレーションで臨場感や没入感を演出する『ダイナミックバイブレーションシステム』を搭載。リアカメラこそシングルカメラだがMotion-eyeカメラシステムも進化し、4K HDR撮影対応やスーパースローモーション撮影機能がFHD画質対応したり、3Dクリエイターのスキャンをフロントカメラでできるようになったりと、カメラ機能を中心に進化。充電方法には無接続充電規格[Qi]がXperiaシリーズ初搭載となった。

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Xperia XZ2 CompactはやっとFHD超えの狭額縁ディスプレイを得て、真のコンパクトハイエンドになった。日本デビューとなったらAQUOS R Compactといいライバルとなり、コンパクトゾーンも盛り上がりを見せるくらいの大本命だろう。

しかしながら、これだけ変わってしまったXperia XZ2シリーズ故に、難点もある。

今までのXperiaのデザインが好きだったファンから見て、今までのXperiaから継承された部分が少ないことは結構賛否が別れるところだろう。
XA2シリーズは、独立した電源キーはZ4やXA1まで採用されていた丸型のボタンを採用したが、XZ2シリーズでは、カメラキーと似た横長のキーになり、XZ2シリーズに関してはXperiaらしい[シンボル]が見当たらないのだ。
少なくとも、これがXZシリーズとは別シリーズとしてリリースしたら納得できたかもしれないし、デザインも決して悪くない。
ただ、今まで出てきたZ→XZ1の流れで築いてきたXperiaの最先端感をXZ2に期待していただけにこれじゃない感が少し強い気はしているユーザーも少なくはない。
デザインでも中身でも評価されてきたXperiaに対して「どこかで見たことある端末だなぁ...」っていう端末はXperiaファンは期待していないのだ。

そして、もうひとつは3.5φのヘッドフォン端子が廃止され、有線ヘッドフォンはUSB Type-Cアダプター対応となったこと。
これに関しては時代の流れ的にもBluetoothヘッドフォンが多くなり、防水機能の担保や端末のスリム化の観点からしても仕方ない部分だが、まだまだ有線支持派も多く、悩ましいところ。
ただ、自分にフィットしたBluetoothヘッドフォンやQiをうまく使うことでヘッドフォンでのリスニングが快適になることは間違いなさそうだ。
個人的にはノイズキャンセリングハイレゾ対応Bluetoothヘッドフォンの選択肢が増えることを切に懇願したい。
www.sonymobile.com
ソニーモバイルのグローバルサイトではオプション扱いでUSB-Cと3.5φが同時に使えるアダプターが紹介されているが、MDR-NC750などの有線ノイズキャンセリング対応ヘッドフォンはサポート外であることはショックでしかない。

スマートフォン以外にも注目プロダクツで期待無限大のXperiaワールド

大きく変わったスマートフォン以外にも今回のMWCではさまざまなプロダクトが発表された。

ひとつは、イヤースマートエージェントデバイスXperia Ear Duo』だ。
2年前に人と寄り添うデバイスをコンセプトに掲げたXperiaの新たな定義のなかで産まれたエージェントデバイス[Xperia Ear]が進化し、エンターテイメント機能とエージェント機能を両立し、より実用的にブラッシュアップされた。
従来機では、Googleアシスタントに準拠したエージェント機能を持ち合わせたヘッドセットだったのだが、今回のXperia Ear Duoは音楽再生もサポートされているのだ。加えて、従来機がカナル型の密閉式だったのに対し、今回は新技術の音導管設計で耳を塞ぐことなく快適なワイヤレスステレオを楽しめるという。

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Xperia Ear Duo』は、昨年のMWCで参考出展されていたものが満を持して、今回、製品発表となった。
エージェントだけでなく音楽再生が可能になったことは大きなアドバンテージ。

もうひとつは、プロダクトではなく技術展示だが将来性としての期待度が高い、スマートフォン向けデュアルカメラの参考展示だ。
これは、同時に開発中のソニー独自のカメラセンサーと組み合わせて静止画のISO感度51800という、目に見えない物を写し出す超高感度カメラだという。実際に搭載する時期は未定だがそう遠くはない未来だそう。
ともなれば、今年後半のIFAでデュアルカメラ搭載の新端末が発表も期待したくなるものだ。
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このデュアルカメラがXperia XZ Premiumの後継機に搭載されたならって思ったらわくわくしてしまうのはきっと筆者だけではないはず。
今回、XZ2シリーズに搭載されなかったことはまだまだ改善の余地がある高い意識の表れなのかもしれないと思えば待ち遠しい。

あとがき...

昨年、株主総会の場で日本市場に対してハイエンドに絞った展開をしていくことを表明したソニーモバイル。
正直XZシリーズみたいなハイエンドが日本で受け入れられていることも事実だが、Xperiaらしい攻めた最先端が詰まったプロダクトがXperiaにはもっとも期待されているのだと思う。
それはarcやZのような今までにないカッコよさだったり、XZ Premiumのような4K HDRだったり、形に表れて実感できる驚きであって、万人受けに纏まったようなものはXperiaなのかな...と疑問符が駆け巡る発表だった気がしている。
とはいえ、新たなXperiaのスタートからまた、新たな攻めたXperiaに進化していくことに期待しつつ、XZ2の日本デビューを楽しみにしたい。だから、私はXperia